第3回北陸ジュニア竜王戦本戦 レポート
北陸3県の代表が集い北陸ナンバーワンを競う北陸ジュニア竜王戦も第3回。
本戦は、9月16日(祝)石川県金沢市の真宗大谷派金沢別院(東別院)にて、行われました。
本戦は、9月16日(祝)石川県金沢市の真宗大谷派金沢別院(東別院)にて、行われました。
各県のA級(竜王戦)代表4名ずつ(計12名)、B級(昇竜戦)代表4名ずつ(計12名)による本戦と、残念ながら予選を通過できなかった子たちによる二部戦が行われました。
参加者数
竜王戦 12名(福井4)
昇竜戦 12名(同 4)
竜王2部戦 17名(同 6)
昇竜2部戦 33名(同10)
合 計 74名(同24)
開会式は大変立派なお寺の本堂で行われました。
島朗九段、服部慎一郎六段、野原未蘭女流初段、田中沙紀女流1級の4名の豪華ゲストに開会式から参加いただきました。
金沢の将棋教室「寺将会」の席主松浦さんの読経に始まり、プロ棋士のみなさんからご挨拶をいただいたあと、竜王戦、昇竜戦、竜王2部戦、昇竜2部戦に分かれて対局となりました。
昇竜2部戦、竜王2部戦
代表になれなかった子による大会で、1勝勝ち抜け、2敗敗退方式の予選を行い、予選を勝った子たちで決勝トーナメントです。
福井県からもたくさんの子たちが参加してくれました。
福井県からもたくさんの子たちが参加してくれました。
昇竜2部戦決勝戦のようす。
竜王戦・昇竜戦
各県の予選を勝ち抜き代表となったもの同士の戦い(本戦)。
県対抗の色合いもあって、非常にワクワクします。
本戦はトーナメント戦。負ければ終わりの一発勝負です。ベスト4までは同じ県同士の対局とならないように組み合わせが行われました。
【竜王戦】福井3位 vs 石川2位
【竜王戦】福井3位 vs 石川1位
【竜王戦】福井1位 vs 富山3位
【昇竜戦】福井3位 vs 富山3位(手前)
福井2位 vs 石川3位(奥)
竜王戦トーナメントを勝ち抜いた者は、第三代北陸ジュニア竜王の座をかけて、ディフェンディングチャンピオン萩原くんと戦います。萩原くんは今回勝てば、「永世北陸ジュニア竜王」となります。
そして、今年も決勝戦は、数々のプロのタイトル戦で使用された立派な盤・駒を用いて行われました。そして多くの人が見守る中、プロ棋士の大盤解説が行われます。
これほど豪華なシチュエーションは、そうそうないと思います。
決勝戦の大盤解説の様子。
そして、今年も決勝戦は、数々のプロのタイトル戦で使用された立派な盤・駒を用いて行われました。そして多くの人が見守る中、プロ棋士の大盤解説が行われます。
これほど豪華なシチュエーションは、そうそうないと思います。
決勝戦の大盤解説の様子。
《結果》
竜王戦は、本戦トーナメントを勝ち抜いた、石川県の辻くんと、前回優勝者である萩原くんの対戦の結果、萩原くんの三連覇(永世竜王)を阻止し、辻くんが初戴冠となりました。
第3代北陸ジュニア竜王
辻 大輔くん (石川・中2)
北陸ジュニア準竜王
萩原 和希くん(富山・小6)
竜王戦
優 勝 辻 大輔くん (石川・中2)
2 位 永井蒼太朗くん (富山・小6)
3 位 北川 万葉くん (福井・中2)
3 位 須長 篤司くん (福井・中1)
昇竜戦
優 勝 澤田 歩くん (福井・中3)
2 位 堀川 真くん (石川・小3)
3 位 鮎川 悠人くん (福井・中2)
3 位 内藤 大惺くん (石川・小2)
2 位 堀川 真くん (石川・小3)
3 位 鮎川 悠人くん (福井・中2)
3 位 内藤 大惺くん (石川・小2)
竜王二部戦
優 勝 紺藤 紫龍くん(石川・中2)
2 位 首藤八琉馬くん(福井・小5)
3 位 江渕 太智くん(石川・小4)
3 位 日下 守 くん(富山・小6)
3 位 江渕 太智くん(石川・小4)
3 位 日下 守 くん(富山・小6)
昇竜二部戦
優 勝 五味 大智くん(福井・小4)
2 位 小清水恒亮くん(富山・小5)
3 位 福澤 太陽くん(富山・中2)
3 位 八島 桜海くん(富山・小5)
2 位 小清水恒亮くん(富山・小5)
3 位 福澤 太陽くん(富山・中2)
3 位 八島 桜海くん(富山・小5)
対局が終了したお子さんを対象に、来場の4名のプロの先生方による指導対局が実施されました。
初段竜王の島朗九段の丁寧な指導対局。
服部慎一郎六段は最近大活躍の若手棋士です。(漫才コンビを組んで、M1グランプリの予選にも出場されました)
田中沙紀女流1級は石川県出身。普及活動にも熱心に取り組んでおられます。
会場のとなりには自由対局コーナー。今日始めて会った子供どおしでも、将棋盤をはさめばたちまち友達になっちゃいます。外の景色もいいですね。
お寺の入り口に面する表参道では、今年も縁日が開催されていました。
将棋の大会あり、指導対局あり、縁日あり。今回も、一日中楽しめるとても素晴らしい大会でした。
関係者のみなさんの準備や当日の運営は本当に大変だったことだろうと思いますが、参加した子供全員が100%満足した大会だったのではないでしょうか。
関係者のみなさん、本当にありがとうございました。
関係者のみなさんの準備や当日の運営は本当に大変だったことだろうと思いますが、参加した子供全員が100%満足した大会だったのではないでしょうか。
関係者のみなさん、本当にありがとうございました。
県対抗戦ポイント
※私が個人的に勝手に決めているポイント制です。主催者とは関係ありません。
1 石川県 210P (前回 230P / 前々回170P)
2 富山県 195P (前回 225P / 前々回185P)
3 福井県 190P (前回 140P / 前々回140P)
2 富山県 195P (前回 225P / 前々回185P)
3 福井県 190P (前回 140P / 前々回140P)
今年は、僅差で石川県が総合優勝となりました!
竜王位 100P
準竜王位 80P
準竜王位 80P
1位 2位 3位
竜王T —— 60P 40P
昇竜T 40P 30P 20P
竜王2部T 40P 30P 20P
昇竜2部T 20P 15P 10P
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