例年、この時期に実施している越前朝倉象棋大会ですが、今年は竜王戦第2局が福井県あわら市で開催されることもあり、将棋まつりin一乗谷として盛大に開催されました。 藤井聡太七冠の師匠である杉本昌隆八段、女流棋士の山田久美女流四段、和田あき女流二段、脇田菜々子女流初段をお迎えし、 8月31日(土)には、杉本八段のトークショー、将棋駒ストラップ作りなどが、 9月1日(日)には、女流棋士による朝倉象棋の公開対局、朝倉象棋大会などが行われました。 大会は、A級、B級、C級」の3部門に、ジュニアの部(男子の部/女子の部)が行われました。 ジュニアの部の優勝者2名は、10月18日に行われる竜王戦の前夜祭において、藤井聡太七冠と佐々木勇気挑戦者に花束を贈呈するプレゼンターを務めていただくとあって、たくさんの子供たち(小学生~高校生)が集まりました。 参加者 A 級 10人 B 級 13人 C 級 15人 ジュニア男子 27人 ジュニア女子 4人 合 計 69人 我々は2日目から参加してきました。 午前中は、女流棋士2人による朝倉象棋の公開対局が行われました。 朝倉象棋というのは、普通の将棋に「酔象」という駒を加えて行われる将棋で、「酔象」が敵陣に入り「太子」となることでも勝ちになるという一風変わった将棋のことです。 会場には70名を超えるたくさんの方が集まりました。 開会のあいさつでは、杉本八段が朝倉象棋をプロのタイトルにしたらどうか、とのリップサービスもいただきました。 左)脇田菜々子女流初段 右)和田あき女流二段 お二人とも朝倉象棋は初めてとのことですが、昨夜研究されていたようで、朝倉象棋の特徴である「太子」を作っての勝利を目指したいとおっしゃっていました。 解説の杉本八段も、酔象同士の交換をしてしまうと、普通の将棋にもどってしまうので、それだけはやらないでほしいとおっしゃり笑いを誘っていました。 対局の途中では、次の一手を当てるクイズもありました。 対局は、朝倉象棋らしい手筋が連発でとても見ごたえのあるものでしたが、最後は和田あき女流二段が「酔象」をタダ捨てを見せる好手を放ち、脇田女流の玉を詰みに打ち取って勝利されました。 次の一手に正解した人の中から抽選で、プロ棋...